ヒマラヤで発見された方舟。「救世主」を 作り出すことはできるのか!?
救いのために超常的存在を作りだすというプロットはエヴァンゲリオンを思いだす。 もっとも、ストーリー的には(作りだすというよりも)何如に生みだすのかというのが 中盤のストーリー展開だけど、J.P. ホーガンには無理(笑)な意外な方向に展開。 最後は体制側との大激突。このあたりは、そして主人公のお使いをしているだけで自 分では見ているだけ感は、井上ひさしの吉里吉里人を彷彿とさせるなあ。 その中でメシアの存在に託されたメッセージが明らかになり、作者のメッセージが重 ねられて終幕となるのだけども、ここのできはやはり小説、きっちり終ってくれる (対比はエヴァンゲリオンのはずなんだけどよく覚えてないので、具体的なことが書 けない…)。
方舟の謎解きはタイトルからバレバレだったし、早い段階で終わってしまうし、途 中は科学的思弁から離れてしまうのだけど、最後になぜこんなものがという問いに関 する決着がちゃんと付けられているので、十分SF、それもハードSFに近いような読了 感だった(あくまで近いだけでハードSFではないけどね)。
前作に続き現代を舞台にしかしないというあたり(古典的な)SF作家としてはどうかと 思うが、僕がSFに要求する「SFという道具の使いこなし」と「SFが持つべきセンスオ ブワンダー」、「SF作家が持つべき知的知識と展開技術」の全てが十分だった(1と3 は違うんだな。1=2+3かな?)。久し振りに日本人の純粋なSF を読んだはずなんだけど も、これからもこの作者の名前だけで本が買えそうだ。
1. amazonの書評について
このあたりSFに何を求めるかで読者の印象は多いに変ってくるだろう。amazonの書評 のどれもが支持を得られてないのが笑ってしまうが、SFとはそういうものだと思う。 それにしても「読みやすければいい」という風潮はなんとかならないのか。まるで 読書が障害物競争とかハードル走のように感じているのだろうか。単にマラソンだと しか思えないので、個人的には「読みやすさ」とか「主人公への感情移入の度合い」と かなんじゃそりゃ?なんだけど。そうそう、書評よりも、まず文庫版の表紙のイラストがなんじゃそりゃだな。 せめて半村良とかハヤカワ文庫の豊田有恒あたりの抽象イラストだろう。 いまどきそれでは売れないとしても
08/20 往復1回 08/21 往復1回 08/22 往復1回 + 遠回り(5km, 100m) 08/23 往復1回 + コアマンションHC(10km, 200m) 08/24 往復1回 + そば屋 (5km)
距離: 約70km 高度差累計: 約300m 平均速度: km/h (auto mode) 今月距離累計: 528km 今月高度差累計:2965m 今年距離累計: 2806km

